「脊柱管狭窄症にはストレッチをした方がいい?」
「毎日ストレッチしているのに、足のしびれが変わらない」
「腰を伸ばした方がいいと言われたけれど、やると痛くなる」
このようなお悩みはありませんか?
インターネットや動画を見ると、脊柱管狭窄症向けとしてさまざまなストレッチが紹介されています。
しかし、脊柱管狭窄症だから全員が同じストレッチをすればいい、というわけではありません。
身体の状態によっては、ストレッチをしたことで足の痛みやしびれが強くなることもあります。
今回は、脊柱管狭窄症とストレッチの関係や、行う際に注意したいポイントについて解説します。
結論:ストレッチは「何をするか」より身体の反応を見ることが大切
脊柱管狭窄症の方でも、身体の柔軟性を保つためにストレッチが役立つ場合があります。
ただし、
「脊柱管狭窄症にはこのストレッチをすれば大丈夫」
というものではありません。
同じ脊柱管狭窄症という診断でも、症状が出る場所や身体の動き、筋力、年齢などは一人ひとり違います。
大切なのは、ストレッチをしたときに身体がどのように反応するかを見ることです。
痛いほど伸ばした方が効果がある?
ストレッチをするとき、
「痛いくらい伸ばした方が効いている」
と思っていませんか?
強い痛みやしびれを我慢してまで伸ばす必要はありません。
特に、
・ストレッチ中に足のしびれが強くなる
・お尻から足に痛みが広がる
・終わった後に歩きにくくなる
・しばらく経っても症状が強いまま
・翌日まで症状が悪化している
といった場合には、そのストレッチが現在の身体の状態に合っていない可能性があります。
「効いているから痛い」と考えて無理に続けないようにしましょう。
注意したい① 腰を強く反らすストレッチ
脊柱管狭窄症の方の中には、腰を反らすことで足の痛みやしびれが強くなる方がいます。
脊柱管は腰を反らすことで狭くなる傾向があるためです。
例えば、
・うつ伏せになって上半身を大きく反らす
・立った状態で腰を後ろに大きく反らす
・痛みを我慢しながら腰を伸ばす
といった動きをしたときに症状が強くなるのであれば注意が必要です。
もちろん、腰を反らす動きがすべての方に悪いという意味ではありません。
**「その動きをしたときに症状がどう変わるか」**を確認することが重要です。
注意したい② 足のしびれを我慢して行うストレッチ
「身体が硬いから足を伸ばさないと」
と思い、太ももの裏などを強く伸ばしている方もいます。
しかし、ストレッチによって足のしびれが強くなる場合には、無理に続ける必要はありません。
筋肉が伸びている感覚と、神経に関連するしびれや痛みは同じではありません。
「伸びて気持ちいい」程度なのか、それとも「ビリビリする」「しびれが足先まで広がる」などの症状が出ているのかを確認しましょう。
注意したい③ 動画を見て自己流で続ける
現在はYouTubeやSNSなどで、
「脊柱管狭窄症にはこれ!」
という体操やストレッチを簡単に見ることができます。
手軽にできる反面、その運動がご自身の身体に合っているとは限りません。
例えば同じ「足のしびれ」でも、
・脊柱管狭窄症
・腰椎椎間板ヘルニア
・末梢神経の問題
・血流の問題
など、さまざまな原因が考えられます。
診断を受けていない状態で「自分は狭窄症だろう」と判断し、長期間セルフケアだけを続けることには注意が必要です。
では、どんなストレッチならいい?
「結局、何をすればいいの?」
と思われるかもしれません。
しかし、ここで「全員このストレッチをしてください」とお伝えすることはおすすめしません。
身体の状態によって必要な運動は異なるからです。
まずは、
・どんな姿勢で症状が出るのか
・どの動きなら楽なのか
・何分歩くとしびれるのか
・股関節など腰以外の部分は動いているか
などを確認することが大切です。
そのうえで、自分の状態に合った無理のない運動を選びましょう。
ストレッチだけで脊柱管狭窄症は治る?
ストレッチによって、狭くなった脊柱管そのものが元の状態に戻るわけではありません。
また、ストレッチだけですべての痛みやしびれが改善するとも限りません。
脊柱管狭窄症による症状には、神経への影響だけでなく、身体の動きや筋肉の働き、活動量など、さまざまな要素が関係する場合があります。
そのため、ストレッチは身体を整えていくための一つの方法として考えることが大切です。
ストレッチより医療機関を優先した方がいい症状
次のような症状がある場合は、ストレッチで様子を見ず医療機関を受診してください。
・急に足の力が入りにくくなった
・歩きにくさが急速に悪化した
・排尿や排便に異常がある
・会陰部周辺の感覚がおかしい
・強い痛みやしびれが急激に現れた
また、以前より明らかに歩ける距離が短くなっているなど、症状が徐々に悪化している場合も一度医療機関で状態を確認しておきましょう。
おおにし整体院では身体の状態を確認してから施術します
当院では、
「脊柱管狭窄症だから、このストレッチをしてください」
と診断名だけで判断するのではなく、
・どの姿勢で症状が出るのか
・どのくらい歩けるのか
・腰や股関節がどのように動いているのか
・身体のどこに負担がかかっているのか
・筋肉や神経がどのように働いているのか
などを確認します。
そのうえで、身体への負担をできるだけ抑えながら、一人ひとりの状態に合わせた施術を行っています。
強く揉んだり、無理に身体をひねったり、ボキボキしたりするような施術は行いません。
「頑張ること」より「身体に合っていること」
脊柱管狭窄症で悩んでいる方ほど、
「毎日ストレッチしないと」
「歩かないと筋力が落ちる」
と頑張りすぎてしまうことがあります。
しかし、大切なのはたくさん行うことではありません。
今の身体に合っていることを行うことです。
セルフケアを続けているのに症状が強くなっている場合には、一度やり方を見直してみることも必要です。
まとめ
脊柱管狭窄症の方にストレッチが役立つ場合はありますが、すべての方に同じストレッチが適しているわけではありません。
特に、
・痛みやしびれを我慢して伸ばす
・腰を強く反らして症状が悪化する
・足のしびれが広がるのに続ける
・動画だけを見て長期間自己流で行う
といったことには注意しましょう。
ストレッチをした後に「身体がどう変わったか」を確認することが重要です。
脊柱管狭窄症による足の痛み・しびれや、歩行のお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。
おおにし整体院
院長 大西孝幸





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